世界22市場の訪日意欲 旅行目的に「ガストロノミー・美食」(JNTO調べ)
2024年1月26日(金) 配信
日本政府観光局(JNTO)はこのほど、世界22市場を対象とした国外旅行・訪日旅行に関する新たな調査結果を発表した。旅行目的や国外旅行先における行動の傾向、日本の地方エリアの認知度や訪問意向などをアンケートで調査し、回答を分析した。これによると、国外旅行の目的は「ガストロノミー・美食」が1位だった。
調査は23年1~3月、世界22市場において、飛行機を利用したレジャー目的の国外旅行を2017~23年の間に経験した人を対象にオンラインアンケートを行った。
今後行きたい旅行先として、東アジア・東南アジア地域では、10市場中9市場で日本が1位に。欧米豪・インド・中東地域でも、大半の市場で日本が上位5位以内になった。
今後の訪日旅行で訪問したいエリアを聞くと、東京・大阪・京都などの大都市以外の地方エリアを選択した国外旅行者は、東アジア・東南アジア地域で8割以上となった。欧米豪・インド・中東地域では、大半の市場で5~7割程度だった。
国外旅行の目的を聞くと、全22市場の合計では、「ガストロノミー・美食」が1位となった。次いで、「テーマパーク」「アート鑑賞」など。
地域別にみると、東アジア地域では「ガストロノミー・美食」、東南アジアでは「庭園・花鑑賞」、欧米豪・インド・中東地域では「アート鑑賞」がそれぞれ首位となり、地域ごとに特色があった。