東京都旅行業協会、被災地ツアー計画へ 新年賀詞交歓会開く
2024年1月29日(月) 配信
全国旅行業協会東京都支部・東京都旅行業協会(村山吉三郎支部長・会長)は1月23日(火)、浅草ビューホテル(東京都台東区)で新春賀詞交歓会を開いた。村山会長は「能登半島地震に対する旅行業の支援として、被災地応援ツアーを計画していきたい」と語った。さらに2025年、東京都で国内観光活性化フォーラムを開催することを報告。「さまざまな東京の魅力をアピールしたい。成功に向けて協力してほしい」と呼び掛けた。
来賓の小池百合子東京都知事は、25年に世界陸上競技選手権大会・デフリンピックが東京で開かれることことに触れ、「(東京を)障害者をはじめ誰もが旅行しやすく、楽しめる観光地にし、リピーターを増やしたい」と話した。
観光庁の石塚智之審議官は能登半島地震に対して、「政府全体で連携しながら、1日も早い復旧に全力を尽くす」と語った。また、「コロナ前の水準までのみならず、さらなる深みを目指していく。一層協力してほしい」と話した。
全国旅行業協会の近藤幸二副会長は「能登半島地震で我々の会員も被災した。常任理事会では各県支部が支援していくことを決めた」と報告。「復旧後には全力で送客をすることが必要だ。過度な自粛は大きなメリットを生まない」と語った。
また、25年の国内観光活性化フォーラムについては「東京都は全国で最もアクセスに優れた場所。日本の中心としてのポテンシャルもある。会員の皆様と成功に向けて頑張っていきたい」と語った。
㈱全旅の武井哲郎副社長は「能登半島地震の被災者が立ち直るための施策を1つでも多く実現させたい。さらに、会員の皆様が能登半島へのツアーを実施する際の支援にも力を入れたい」と語った。
東京都旅行業協会協定会員連盟の児島博司会長は、「キャンプやグランピング、サウナを望む消費者が増えるなど旅行形態が変化している。旅行会社と宿が一致団結して、互いの発展のための案を出していきたい」と語った。
その後、和歌山県観光連盟や池の平ホテル&リゾーツなどによる観光PRや福引抽選会も交え、懇親を深めた。