京都府旅行業協会 「被災地に送客を」 新春賀詞交歓会開く
2024年2月2日(金)配信
京都府旅行業協会(北澤孝之会長)は1月18日、京都市内のホテルで、会員や協定機関などを集め、新春賀詞交歓会を開いた。
北澤会長は「業界の労働不足や2024年問題が迫っている。旅行業に何ができるか真剣に考え、取り組んでいかなければならない。被災地へ全力で送客することや風評被害に負けない営業力と持続力を結集することに向け、ともに頑張っていこう」と呼び掛けた。
来賓の西脇隆俊京都府知事は「コロナ禍から活気が戻りつつあるが、自然災害や物価高騰、人手不足と観光業界は厳しい状況にある」と指摘した。また、勇退を表明した門川大作京都市長とのこれまでの連携に触れ、「府市協調で仕事を進めてきた。京都市周辺部の周遊観光や分散対策などに一緒に取り組んできた。引き続き、府市協調で観光政策を進めていきたい」と述べた。
4期16年務め、2月24日の任期満了で退任する門川市長は「府市協調で特定のところに観光客が集中しない方策を進めてきた。文化庁は全面的に京都に移転し、観光と文化の推進本部が立ち上がった。住民、観光事業者、観光客にとって三方よしを目指していく。今後も府市協調で京都はもとより日本の観光のさらなる飛躍につながる」と話した。