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JTB、熱海市と意見交換 ビジネス利用客の促進へ

2024年2月5日
編集部:長谷川 貴人

2024年2月5日(月)配信

熱海市のプロモーション事業を説明する齊藤栄熱海市長

 JTB(山北栄二郎社長、東京都品川区)は1月24日(水)、本社ビルで静岡県熱海市(齊藤栄市長)とビジネス利用促進に向けた意見交換会を開いた。首都圏企業に対する熱海市へのビジネス利用の提案に向けて、新たな需要喚起に関する意見を交わした。

 熱海市は、JTBと2013年から観光ブランド・プロモーション事業を展開し、統一テーマだった「意外と熱海」が個人旅行向けブランドとして確立。熱海市の交流人口や関係人口を拡大させるため、23年10月に包括連携協定を締結した。観光施設の稼働率の平準化をはかるため、ビジネス利用の促進を中心にインバウンドや教育旅行などの新たな誘客領域を拡大させていく方針だ。

 意見交換会で、齊藤市長は「週末や年末年始、夏休みに集中してしまい、平日の旅館やホテルはガラガラ。日本の観光地が抱える共通の課題と認識している」と言及。このうえで、ビジネス利用の促進が「令和の新しい観光のモデルに成り得る」考えを述べた。宿泊施設や人材を有効に活用できる点を期待し、客単価の高いビジネス利用を進めることで、従業員の給与を上げ、観光業に優秀な人材を集めることの必要性を強調。単なる観光地ではなく、「ビジネスシーンでの利用に資する街」というブランディングをはかり、他の温泉地と徹底的な差別化をはかっていくとした。

意見交換会のようす

 現在、ビジネス利用の受入促進として、プラットフォーム機能の設置、会議・研修プログラムの開発、そのほか、BtoB向けコンテンツの開発、ビジネス利用需要拡大への取り組みを推進している。

 なお、3月26日(火)には都内ベンチャー企業向けプロモーションとして、3×3Lab Futures(東京・大手町)で、熱海ビジネス利用促進イベント「熱海DAY」を実施する。

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