丸大旅館(長野県・白馬村)が破産手続き開始へ(帝国データバンク調べ)
2024年2月6日(火) 配信
丸大旅館(太田和夫社長、長野県・白馬村)は1月18日(木)に長野地裁松本支部から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約3億6100万円。
同社は1981(昭和56)年11月に設立。白馬五竜スキー場近くで「丸大旅館」と「ホテル丸大」を運営していた。学生を中心に、冬季はスキー客、夏季はトレッキング客やクロスカントリー・自転車レースの選手などに利用されていた。
しかし、過年度の設備投資の負担が収益を圧迫するなか、新型コロナの影響で売上が落ち込み、資金繰りは逼迫していた。「コロナ禍が沈静化したあとも業況の改善は鈍く、先行きの見通しが立たないことから事業の継続を断念した」(帝国データバンク)という。