出願者数が過去最高、15年度の通訳案内士試験
日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)はこのほど、2015年度通訳案内士試験の出願状況をまとめ、出願者数は前年度比51・4%増の1万2168人になったことを発表。1949年から実施している同試験で過去最高の出願者数となった。
今回の出願者数増加の要因は、急増する訪日外国人客への対応を念頭に資格取得を目指す人が増えたことや、20年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、通訳案内士としての活躍を見込む人が増えたことなどがあげられる。また、14年度から導入された、TOEICの高得点取得者への筆記試験の英語科目免除制度が、広く定着したことも今回の増加につながった。
今後の予定は、11月19日に筆記試験合格発表、12月13日に口述(第2次)試験を行い、翌年2月10日に合格発表を行う。