国宝・松江城を城攻め
天守が国宝に指定されたばかりの松江城(島根県松江市)で11月14日、約1千人の参加者が甲冑姿になり、再現された戦国の門を突き破ったり、スポンジ製の矢をよけながら石垣を登ったり、敵味方別れてのチャンバラ戦を楽しむという、“リアル城攻め”イベントが行われる。「実際に城を攻める」という体験を通して、城の随所に見られる先人の知恵や工夫を楽しみながら学べるというもの。当日は城下町や堀川遊覧船も巻き込みイベントを盛り上げる。
同市とアニメ制作会社「ディー・エル・イー」(東京都)がタッグを組んだ、新しいまちおこしの提案だ。見たり聞いたりしてわかったつもりになっていても、実体験して初めて気付くことは多く、こうした新しい体験型イベントは面白い。
【土橋 孝秀】