22宿すべて休業、売上損失20億円の和倉温泉 復興支援のクラファン募集へ(和倉温泉観光協会)
2024年2月16日(金) 配信
和倉温泉観光協会(多田邦彦会長、石川県七尾市)はこのほど、令和6年能登半島地震により大規模な損壊被害を受け、ほとんどの旅館が休業に追い込まれている和倉温泉の復興支援のため、クラウドファンディングを始めた。
現在、和倉温泉の22の旅館(全客室数約1300部屋、収容人数約6600人)が休業しているほか、旅館・温泉施設・商店・護岸・グラウンドなどの建物や施設は、概算で1000億円以上の被害が出ていると見込まれる。また、2024年1~2月の宿泊見込みが約7万7000人だったところ、地震の影響で100%キャンセルとなり、約20億円の売上が損失している状況にあり、3月、4月もキャンセルが相次いでいる。
同協会は、「いま私たちができるのは、事業者の方一人ひとりの傍らに寄り添って、一緒に前を向いて進んでいくことだけです。皆様のご支援が和倉温泉の力になります。ご支援のほどよろしくお願いいたします」とコメントしている。
クラウドファンディングは、READYFOR上で5月15日(水)まで受け付ける。