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「ホテルコンシェルジュアカデミー」設立 日本唯一のホテルコンシェルジュ養成機関

2024年2月20日
編集部:馬場遥

2024年2月20日(火) 配信

ホテルコンシェルジュアカデミーの特徴

 ホテルコンシェルジュ協会(田隝益美代表理事、東京都渋谷区)はこのほど、日本におけるコンシェルジュの専門人材養成と価値向上を目的として、「ホテルコンシェルジュアカデミー」を設立した。

 訪日外国人旅行者数が回復するなか、ホテルを含む観光業界での人材不足や人材育成の急務が指摘されている。旅行者の要望に応えられるコンシェルジュの需要が首都圏のみだけでなく、地方においても求められているとして、人材育成を行う。

 日本のコンシェルジュ人材育成の課題として、同協会は、「養成プログラムが構成・提供されていないという問題があり、OJTに頼っている状況にある。求められる知識やネットワークの広さから、未経験者や新入社員がコンシェルジュ業務に就くことは難しいとされている」とした。

 同協会では、コンシェルジュの専門人材の養成を目的として、養成プログラムを構築した。長年業務に携わってきたメンバーが、専門の教育・指導を行う場を作り、効率的・効果的なカリキュラムを提供する。

 養成カリキュラムでは、ホテルコンシェルジュ経験者から指導・講義や、実践的なアドバイスを行い、ホテル入社までフォローアップする。さらに、国内のホテルと連携・提携し、実地体験の場を提供する。さらに、国内ホテルへの紹介・採用・派遣登録や、将来的には公的資格の認定制の導入を検討している。

 また、ホテル勤務経験者のホテルへの再就職支援や、ホテル・旅館への講師派遣なども行う。

 第1弾として、東京マリオットホテル(佐藤巨輔総支配人、東京都品川区)と契約を結び、ホテルコンシェルジュマスターコースの授業を開始した。

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