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JAL、パリ発のファーストクラスで上州和牛の提供開始

2024年3月5日
編集部:飯塚 小牧

2024年3月5日(火) 配信

上州和牛を使った2種のメニュー

 日本航空(JAL)は3月1日(金)から、フランス・パリ発成田行のファーストクラスとビジネスクラスで群馬県産の上州和牛を使った特別メニュー2種の提供を開始した。パリ1区で日本産和牛専門店「WAGYU RESTAURANT 1129」を経営するSARL OMATSU FRANCEと協働。日本産和牛を海外輸出後に現地の精肉加工会社でスライス加工し、機内食として提供するのは世界初の取り組み。

 両者は、農林水産省が推進する日本産和牛の輸出拡大の取り組みに日仏協働サポーターとして参画。フランスでは精肉過程に制約が多く、これまで日本産和牛が流通しづらい環境にあった。今回、高品質の上州和牛を提供する群馬県食肉卸売市場とフランスの精肉業界を牽引する「Maison Cosse」と直接協働することで、現地国フランスの精肉加工会社でのスライス加工を経て、機内食メニューでの提供が実現した。

 同メニューには肩ロースを使用しており、ステーキカットに形成する際に出た部位をスライス肉に加工するなど、SDGs・フードロスの削減にも配慮している。

 JALは「群馬県産上州和牛の魅力を世界に伝え、品質の優れた日本産和牛のより一層の需要拡大、輸出拡大につなげられるよう取り組んでいく」としている。

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