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SDGs商品造成・新たなマーケット開拓へ 25年の日旅120周年に向け(日旅ホ連24年度通常総会)

2024年3月7日
編集部:馬場遥

2024年3月7日(木) 配信

白石武博会長

 日本旅行協定旅館ホテル連盟(白石武博会長、1759会員)は3月6日(水)、東京都内で2024年度通常総会を開いた。24年度の主な事業計画は、コロナの影響から回復基調にあるなか未だ前面回復には至っていないことから、日本旅行グループとの連携・連動を強め、取り組みを強化していく旨を確認した。また、法人・個人・訪日の3部門と、SDGsを共通テーマとして取り扱い、宿泊販売拡大へ取り組む。

 さらに、25年の大阪・関西万博に関連した取り組みを行う考えを示した。

 白石会長は、「自分自身の23年のテーマは、旅行需要の回帰・復活・新しい時代の旅の模索だった」と振り返った。

 また、日本旅行が「グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会」に加盟したことに触れ、「SDGs宣言に基づき、SDGs型・社会貢献型の新しい商品造成やマーケット開拓を行っていく」と話した。

小谷野悦光社長

 日本旅行の小谷野悦光社長は、「現在決算報告の準備をしているところ。22年が最高値であったが、23年はさらにこれを上回る見通し」と話した。

 また、愛知県の全国旅行支援事務局関連の不正事案や、青森県の新型コロナ患者移送業務入札の談合疑惑など、23年に発生した不正事案については、「公的な事業をするにあたり、企業としての対応が足りなかった。コンプライアンスの徹底をはかる」と述べた。

 「来年には日本旅行が創業120年を迎える。周年に相応しい展開を検討している」とした。

 同日、SDGs優良取組み表彰が行われた。日本旅行箇所表彰では、ツーリズム事業本部九州国内旅行事業部九州企画・仕入れセンターが選ばれた。また、日旅連地域表彰には、北陸支部連合会福井支部が選ばれ、「北陸新幹線敦賀延伸でつながる学びの輪~福井と全国の高校生が共創する次世代修学旅行~」を紹介した。

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