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4割がスマホトラベラー、旅行の計画や予約に使用(トリップアドバイザー)

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 トリップアドバイザーはこのほど、全世界の宿泊事業者と旅行者を対象に年2回実施している旅行動向調査「TripBarometer(トリップバロメーター)」を発表した。今回は、旅行の計画や予約の際のスマートフォン利用を調べた結果、旅行者の約4割がスマートフォンを使う「スマホトラベラー」だということがわかった。

 トリップアドバイザーは、スマートフォンを使って旅行の計画や宿泊予約などを行う人々を「スマホトラベラー」と定義。世界の回答者のうち、42%がスマホトラベラーだったが、日本人旅行者は38%と平均を下回った。最も多い国はタイと中国で65%。以下、ブラジルとインドネシアが59%。

 旅行者全体に直近の宿泊予約の経路を聞いたところ、オンライントラベルエージェント(OTA)の予約サイトや宿泊施設のウェブサイトなど「オンライン」が67%、「モバイルアプリ」が8%、「オフライン」が25%を占めた。昨年の調査では順に70%、4%、26%となっており、アプリ経由の予約は倍増している。

 スマホトラベラーはスマホを旅行の重要なアイテムとして捉えており、利点に「瞬時に情報にアクセスできる」「旅行中に写真を撮り、写真や経験を共有することができる」などを挙げる。また、旅行先でモバイル端末を利用する場面として「地図で目的地を探す」が旅行者全体で67%に対し、スマホトラベラーは81%。「レストランを探す」は56%対72%、「ホテルを探す」は36%対50%など。

 宿泊施設に求めるモバイル関係のサービスとしては旅行者全体もスマホトラベラーも「アダプターや変圧器」がトップ。(割合は60%対64%)。次いで「ノートPC、携帯、タブレットなどに対応した充電器」(54%対60%)、「旅行先でのアクティビティなどの予約ができるアプリ」(38%対45%)と続く。

 一方、宿泊施設側の対応をみると、宿泊者から高いニーズがある「充電器」に対応している宿泊施設は35%に留まった。また、宿泊施設の73%がオンライン上から、55%がモバイル端末からの予約を受け付けているが、モバイルに適したウェブサイトを提供している施設は46%、旅先でアクティビティなどが予約できるアプリを提供している施設は20%だった。このなかで、日本はモバイルに適したウェブサイトの開設が11%と極端に低くなっており、調査では「タイや中国、インドネシアなど日本を訪れるアジア諸国にスマホトラベラーが多い現状を考えると、スマートフォンに対応したサイトの準備は日本の宿泊施設にとって急務といえる」と分析している。

 今回の調査は、1月16日―2月2日に実施。世界7エリア・32の国と地域を対象に旅行者3万4016人、宿泊事業者1万261人が回答した。

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