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「地域活性」×「出会い」、ご当地結びプロジェクト(佐賀県)

山口知事(左端)も出席した佐賀ご当地結びプロジェクト発表会
山口知事(左端)も出席した佐賀ご当地結びプロジェクト発表会

 佐賀県(山口祥義知事)は、リクルートマーケティングパートナーズが運営する「ゼクシィ縁結び」と協力して、「地域活性」×「出会い」をテーマに、地域を超えた出会いを提供する「佐賀ご当地結び旅」を企画した。

 若者世代そのものが減少していることに加え、地域によって未婚の男女バランスが異なっていることもあり、地域での「出会いがない」ことが、地域活性化に向けて大きな課題となっている。こうしたなか、将来地方暮らしを検討したい東京女子と、佐賀県や佐賀在住の未婚男性との縁を結ぼうと、2泊3日のツアーを実施する。10月29日―11月4日に開催される「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」の会期中に首都圏在住の未婚女性約30人を佐賀に招き、農業体験などの“日常”と合わせて、毎年約80万人以上が集うバルーンフェスタの“非日常”など、佐賀の魅力を感じてもらうことが狙い。同企画には、佐賀―成田線を運航するLCC「Spring Japan(春秋航空日本)」と、日本旅行もコラボレーションパートナーとして参画する。

 9月4、5日には東京都内で「佐賀ご当地結びフェス」を開き、首都圏在住の男女約290人を佐賀県の職人・生産者など約70人が「佐賀県の魅力」でもてなす婚活イベントも実施。佐賀牛ミニステーキ丼や呼子のイカ、佐賀県の日本酒などの屋台が並ぶなか、利き酒セミナーや巻き寿司づくり体験、グループ飲み会などさまざまな交流を行った。

 前日の3日には、佐賀県の山口知事をはじめ、同県出身のお笑いコンビ「どぶろっく」や、タレントの橋本マナミさんも出席して同プロジェクトの記者発表会を行った。山口知事は、「佐賀県は都市部にないもの、『本物の姿』で勝負する地方創生を進めていきたい」とし、情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ!」についても説明した。

 佐賀県は2013年度から首都圏において、さまざまな企業やメディアなどとのコラボレーションにより、県の魅力を発信する「FACTRY SAGA」に取り組んできた。

 今年7月15日からはこれをさらに発展させ、情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ!」をスタート。県の魅力発信に留まらず、企業・ブランドとのコラボレーションや、首都圏での情報発信で得た知見や成功事例などを県内にフィードバックすることで、地域資源のさらなる磨き上げや、地域活性につなげていくことを目的にしている。

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