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埼玉県旅行業協会、鬼怒川で業務懇談会開く 浅子会長「小グループ増加へ対応を」

2024年3月22日
編集部:木下 裕斗

2024年3月22日(金) 配信

埼旅協協定会員連盟や埼旅協特別協定会員連盟の会員も参加した

 埼玉県旅行業協会(浅子和世会長)は3月5日(火)、栃木県・鬼怒川温泉の「日光きぬ川スパホテル三日月」で業務懇談会を開いた。埼旅協協定会員連盟や埼旅協特別協定会員連盟の会員も参加した。

 浅子会長は「今後大きな団体は減り、小グループが増えるだろう。これに対応するため、(2人から旅館に宿泊できる㈱埼旅の商品)らくパックを活用してほしい」と呼び掛けた。

浅子和世会長

 さらに、ツアーの魅力を高めたうえで、「利益を確保してほしい」と話し、高付加価値化が可能な企画旅行に注力することを勧めた。

 埼旅協協定会員連盟には、「我われに合った商品を提供してもらい、今後も相思相愛で頑張っていきたい」と語った。

 埼旅協協定会員連盟の森田繁会長は「物価が上昇するなか、観光施設に我慢をしてでも利用するお客へ、もてなしをより磨かなければならない」との考えを示した。 

森田繁会長

 また、「旅は日々のストレスから解放され、明日への活力を蘇らせるには絶対に必要だ。今後も、埼旅協と一緒に頑張っていきたい」とした。

 埼旅協特別協定会員連盟の酒井禎一会長は「今後も業務のお手伝いに取り組んでいく。(会員には)今後も色々な指導をしてほしい」と話した。

酒井禎一会長

 講演では、「2024年旅行業界の動向」をテーマに旅行新聞新社の石井貞德社長が登壇。

石井貞德氏

 冒頭、石井氏は「埼玉県在住者の約93%が県内のみを巡っている」とし、そのうえで、「県外に出掛けてもらうには、お客の希望を一早く把握し、協定連盟の会員との商談会などを通じて、より魅力的な商品を造成することが最も大事」と語った。「今は観光地であれば、お客が来る時代ではない。旅行のプロとして、地域に訪れなければ体験できない楽しさを発掘し、紹介してほしい」と話した。

 また、埼玉県は県内旅行の比率が高いことから、「身近な魅力的な場所やお祭りを訪れることも集客につながる。大きなことを考えるのではなく、足元を見直すことが明日の活力となる」と語った。

 最後に「旅行会社はツアーでお客に喜んでもらい、受入施設にも好影響を与える。多くの人を幸せにする仕事であることを声高に主張したい」と締めくくった。

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