バス会社合同説明会、運転体験あり127人が来場(平和橋自動車教習所)
2024年3月26日(火) 配信
バス運転手未経験向けの就職イベント「バス会社合同企業説明会&運転体験会」が3月24日(日)に平和橋自動車教習所(東京都葛飾区)で行われた。東京都内に拠点を置くバス会社22社が会社説明や実際に運行しているバス見学を実施し、来場者総数127人が参加した。
主催は東京バス協会、企画・運営はバス運転手専門の求人サイト「バスドライバーnavi(どらなび)」を運営するリッツMC(中嶋美恵社長、東京都港区)。運転手の高齢化や大型2種免許取得者の減少により深刻な人手不足に対して、解決の糸口となるように、バス運転手という職業を身近に感じられる採用イベントを企画した。
同教習所の姉妹校である東京クレーン学校を会場に、校舎1階の屋外で8社がバスを展示し、校舎2階の教室で14社がブースを設け、それぞれ採用情報やバスの説明を行った。来場者は男性120人、女性7人で、半数以上が20~40代の若年層であり、勤務体系や福利厚生などの質問のほか、就職前の不安を相談する場として活用していた。
運転体験会では、大型路線バスと小型バス(AT車)の体験車両を用意し、事前予約と当日枠あわせて71人が参加した。大型路線バスの人気が高く、大型車両特有の内輪差に気を付けながら教習所内で運転を体験した。
リッツMCの中嶋社長は「実際に運行しているバスと共に見学することでバス運転手という職業のイメージがしやすくなる。このような企業説明会を今後も行っていきたい」と意気込んだ。