オーバーツーリズム未然防止・抑制事業 先駆モデル20地域を選定へ(観光庁)
2024年3月26日(火) 配信
観光庁は3月26日(火)、「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」の「先駆モデル地域型」20地域と、「一般型」51件を選定した。
国内外の観光需要が急速に回復するなか、観光客が集中する一部の地域や時間などによって、過度の混雑やマナー違反による地域住民の生活への影響や、旅行者の満足度低下への懸念も生じている。同庁は、観光客の受け入れと、住民の生活の質の確保を両立しつつ、地域自身があるべき姿を描いて、地域の実情に応じた具体策を講じることが必要とした。
同事業では、総合的な支援として、オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向け、住民を含めた地域の関係者による協議の場の設置や、協議に基づく計画策定、取り組みに対する包括的な支援を行う。
今回先駆モデル地域として選ばれた地域は次の通り。
▽ニセコエリア(北海道・倶知安町)
▽美瑛町(北海道・美瑛町)
▽奥入瀬(青森県)
▽蔵王(山形県山形市)
▽川越(埼玉県川越市)
▽浅草(東京都台東区)
▽鎌倉・藤沢(神奈川県鎌倉市)
▽箱根(神奈川県・箱根町)
▽佐渡(新潟県佐渡市)
▽富士山[吉田口](山梨県)
▽富士山[富士宮口、御殿場口、須走口](静岡県)
▽白川郷(岐阜県・白川村)
▽京都(京都府京都市)
▽奈良公園・山の辺の道(奈良県)
▽高野山(和歌山県・高山町)
▽出雲大社(島根県出雲市)
▽宮島・宮島口(広島県廿日市市)
▽仁淀川流域(高知県・いの町)
▽阿蘇(熊本県阿蘇市)
▽西表島(沖縄県・竹富町)