蜂木宥哉氏(ホテル四季の館 箱根芦ノ湖)グランプリに 春の食材テーマに料理コンテスト開催(日本ハウスホテル&リゾート)
2024年3月27日(水) 配信
日本ハウス・ホテル&リゾート(山栄共靖社長、東京都千代田区)は3月21日、「ホテル東日本宇都宮」(栃木県宇都宮市)で「第24回料理コンテスト」を開いた。
同社社長と外部審査員3人による審査で、蜂木宥哉氏(ホテル四季の館 箱根芦ノ湖)の「神奈川県産恵水ポークのデクリネゾン~春野菜をふんだんに使って~」が最優秀賞に選ばれた。
デクリネゾンとは、さまざまな調理方法でひとつの食材を生かす調理方法のこと。蜂木氏は豚のさまざまな部位を使い、パテ・アン・クルートや豚ロースの桜燻製ハム、香草パン粉焼きからなる一皿を考案。「春野菜の使い方と、お客様に喜んでいただける5味の伝え方を重点的に考えました。2回続けて優秀賞だったので、最優秀賞に選ばれてとても嬉しい」と喜びを語った。
料理の魅力向上を目的に年2回開催されている同コンテストの今回のテーマは、「春の食材を使用した料理」。同グループが運営する7施設から42人のエントリーがあり、原価500円以内という条件のもと料理を考案。各施設の総料理長による予選を経て、5人が本選に進んだ。
山栄社長は料理コンテストの終了に際し、「料理人は、もっと料理を勉強したい、作ってみたい、(技法などを)真似してみたいと思うことが大切。次回に向け、さらに(料理に対する)研鑽を積み重ねてほしい」と呼び掛けた。
優秀賞以下各賞の受賞者は次の各氏。
優秀賞:菊池夕奈(ホテル四季の館 箱根芦ノ湖)
特別賞:中島貴弘(ホテル東日本宇都宮)
アイディア賞:藤原連(ホテル森の風立山)▽高砂勇人(ホテル四季の館 那須)