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「南信州日本一ストーリー」を発信 プレゼンイベントも開催

2024年3月28日
営業部:古沢 克昌

2024年3月28日(木) 配信

MCのニッチローさんと山尾コロカル編集長が対談

 長野県・南信州地域振興局は、リニア中央新幹線で長野県内唯一の駅が建設される南信州地域(飯田市・下伊那郡13町村)について、将来的なリニア開通を見据え、当該地域の魅力的なコンテンツを発掘・発信し、当地域の知名度向上・関係人口増大をはかる事業を「南信州みんなの日本一発掘プロジェクト」と題して実施している。3月18日(月)にメディア関係者を対象に、銀座NAGANO(東京都中央区)で、プロジェクトの報告と「南信州日本一ストーリー」のプレゼンテーションイベントが開かれた。メインプレゼンターには、長野県飯田市出身のものまね芸人、ニッチローさんが登壇してMCを務めた。

 同プロジェクトは、長野県の「令和5年度南信州日本一コンテンツ普及・開発プロジェクト事業」として行われ、23年8月に県内外の人から「日本一」を軸に南信州の“宝物”を募集し約150件の応募があった。同11月には“宝物”について専門家による会議を行い、発信していくテーマを選定。テーマに基づき地域内外のライターが深堀取材を実施し、魅力あふれる「日本一ストーリー」を作成した。「南信州日本一ストーリー」は2月から、さまざまなな方法・媒体を通じて県内外へ発信を開始している。

5つの日本一を紹介

 イベント当日は「南信州日本一ストーリー」をまとめた小冊子「すごいぞ南信州No.1」が配布され、南信州の日本一を5つのテーマ①店舗数日本一「焼肉文化」②食の宝庫日本一「南信州のおいしいもの」③美しさ日本一「阿智村・星空日本一への道のり」④圧倒的日本一「いいだ人形劇フェスタと伝統芸能」⑤軟らかさ日本一「南信州の水」――に絞り込んで紹介した。

 南信州日本一ストーリーに関わった地元キーマンのなかから、飯田市で半生菓子を製造販売している「パティスリーポルカ」の福澤伸吾さんと人形劇俳優の後藤渉さんが登壇したほか、プロジェクト検討会議でファシリテーターを務めたコロカル編集長の山尾信一さんとニッチローさんの対談などが行われた。

 「焼肉文化」を標榜する飯田市は〝日本一の焼肉の街〟で、全国約800の市の中で人口1万人当たりの焼肉店舗数(焼肉店・ホルモン焼店)が全国1位(南信州畜産物ブランド推進協議会、2021年1月末時点)という。 

 南信州のおいしいものでは、生産量日本一の「市田柿」や全国のシェア約4割を占める「半生菓子」、南信州で全国シェア3割強を誇る「マツタケ」を紹介した。

阿智昼神観光局の松下部長がリモート出演して「阿智村・星空日本一への道のり」を説明した

 阿智村の「星空日本一への道のり」については、星のエンターテインメントで阿智村全体の活性化をはかる仕掛人の1人である阿智昼神観光局の松下仁企画戦略部長がリモート出演し、「日本一の星空」のブランディングストーリーを説明した。

 飯田市で毎年8月上旬に開催される「いいだ人形劇フェスタ」は、日本全国だけでなく世界中から数多くの団体が上演参加する日本最大の人形劇の祭典。2023年は4日間で222団体が上演参加した。イベント当日は人形劇俳優の後藤さんが実際に人形劇のパフォーマンスを披露してくれて貴重なステージを体験することができた。

 南信州の水道水は「超」軟水で、一般的に軟水はなめらかで口当たりがよく、だしや素材の味を生かした料理に向いているといわれる。肌や髪にも優しく、石鹸の泡立ちが良いのが特徴。全国の市レベルの公共上水道の硬度を独自に集計したところ、飯田市が全国一の「超」軟水だと分かり、電気伝導率が低く、不純物をほとんど含まないため、健康面でも産業面でも大きな可能性を秘めていると評価されている。

 同振興局リニア活用・企画振興課の保科宗継課長は「本日お配りした冊子で5つのテーマの南信州日本一ストーリーを紹介させていただきました。この冊子を通じて、あなたの南信州の〝宝物〟をぜひ見つけてください。そして実際に南信州に足を運んでみてください」とPRした。

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