教育旅行の事前学習に活用を 日光市教育旅行メタバースの運用開始
2024年4月3日(水) 配信
栃木県日光市(粉川昭一市長)は3月18日、教育旅行などで日光市を訪れる前の事前学習に活用してもらおうと、日光市教育旅行メタバース「日光の 学び旅かな メタバース」を公開した。メタバースの運用開始をPRするため、日光市の上中哲也副市長と福田初枝観光課長が3月26日、本紙を訪れた。
教育旅行メタバースは6つのルームで構成され、見たいルームを選択することが可能。これまで日光市を旅行先にしたことがない学校などにメタバースを体験してもらうことで、今後の旅行先の選択肢の一つに加えてもらうことが狙いという。
各ルームは①奥日光(中禅寺湖、華厳ノ滝、龍頭ノ滝、戦場ヶ原、湯滝など)②世界遺産「日光の社寺」(日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社、グリーンスローモビリティ)③足尾(足尾銅山観光)④アクティビティ・食・伝統工芸(キャニオニング、SUP、湯波、水ようかん、日光彫、日光下駄など)⑤講義室⑥エントランス――に分かれている。
各ルームの内容を追加・修正する場合は日光市の職員が自ら更新できるので、運用自体のランニングコストも低く抑えられる。
一般公開しているルームでは不特定多数の人が入ってくるため、学校などでクラス単位での利用を希望する場合は、専用ルームURLを発行して貸切で利用することができる。同じ学校内での他クラスとの共用も制限されていない。利用期間も自由なので事前学習だけではなく旅ナカ、旅アトでの学習にも利用することができる。
また、メタバース上では双方向でのやりとりも可能なため、講義室を利用すれば、ルーム内から市職員との質疑応答などに利用することも可能という。
問い合わせ=日光市観光経済部観光課観光振興係 ☎0288(21)5170。