無印が滞在型宿泊施設の第2弾オープンへ 瀬戸内海の香川県・豊島に
2024年4月9日(火) 配信
無印良品を展開する良品計画(堂前宣生社長、東京都文京区)は4月26日(金)、香川県・豊島に滞在型宿泊施設「MUJI BASE TESHIMA」をオープンする。古民家を再生したもので、同ブランドの宿泊施設は昨年8月に開業した「MUJI BASE KAMOGAWA」(千葉県鴨川市)に続く第2弾。
同社は地域とともに課題解決や活性化をするためのさまざまな活動を行っている。「MUJI BASE」はその1つとして遊休不動産を活用し、地域に根差した暮らしの拠点として展開する。「地域文化の体感基地」をコンセプトに、新たなライフスタイルの提案や地域の魅力を再発見するための場所となることを目指す。
新たにオープンする「TESHIMA」は築90年になる古民家で、2010年の瀬戸内国際芸術祭の作品兼レストランの運営スタッフの寮としてリノベーションされたものを引き継いだ。再活用にあたり、同社で内装の企画・デザインを行い、無印良品の世界感を体現した。
施設内はリビングとダイニングの間にあった水回りを撤去して、部屋間を簡単に移動できるようにしたほか、リビングの一部壁を撤去して圧迫感のない寝室空間に仕上げた。アートの島の豊島の魅力を生かし、日本の美意識や見立てをテーマに室内を設えた。器も豊島周辺の瀬戸内を中心に活動を行う現代作家のものを選ぶなど、細部までこだわった。
宿泊は最大4人までで、2泊以上から。1泊1棟2人で4万9000円~、別途清掃費が1万5000円。宿泊予約は4月9日(火)からAirbnbで受付を開始した。
なお、良品計画とAirbnb日本法人は2022年9月に包括連携協定を締結。全国の遊休不動産の共同プロデュースを行い、日本の宿泊施設の多様化と地域のにぎわいづくりに寄与することを目指している。