あつみ萬国屋がリニューアル内覧会開く 古窯グループ5周年の祝宴も
2024年4月11日(木) 配信
山形県あつみ温泉の萬国屋は4月8日(月)、23年末に新設した露天風呂などのリニューアル内覧会と同館が古窯グループとなり5周年迎えた祝宴を開き、旅行会社や観光関係者ら約130人が出席した。
2019年2月、古窯グループに加わった萬国屋は5周年に向けて、23年3月には個室会食場「出羽三山」(23室、106席)を、同12月には庭園露天風呂「桜の湯」「里の湯」をそれぞれリニューアルオープンした。プライベート空間を充実させるとともに、毎分1100~1300リットルという、あつみ温泉の豊富な湧出量を生かした設備投資だ。
祝宴であいさつした佐藤太一社長は、「旅行者のニーズは、コロナ禍以降、年々変化している」と改装の背景を伝えるとともに、「『今日、この瞬間に、最高の山形を。』という経営理念のもと、観光産業を通じて山形県の関係人口を増やしていきたいと」今後の意気込みを語った。
「庄内・山形の魅力を改めて学ぶ機会として企画した」(佐藤社長)という当日のプログラムは、酒井家18代当主・酒井忠久氏の基調講演「庄内藩と戊辰戦争」や酒田舞娘の演舞披露、かみのやま温泉古窯の名物「餅つきショー」などが目白押しで、出席者を楽しませた。