KNT×東京学芸大、養成研修会を実施 学校支援する人材育成へ
2024年4月12日(金) 配信
近畿日本ツーリスト(瓜生修一社長、東京都新宿区)はこのほど、東京学芸大学(國分充学長、東京都小金井市)の高校探究プロジェクトと連携し、「学校支援コーディネーター養成研修会」を実施した。学校を支援、協働できる教育旅行営業担当者の育成が目的。2023年度は社員約20人が課程を修了し、学校支援コーディネーターとして認定を受けた。
東京学芸大学高校探究プロジェクトは、目的に準じた授業や教科横断型の探究プログラム、それぞれの教師教育モデルの開発を行っている事業。各教科と「総合的な探究の時間」など、教科横断の双方を射程に入れた教員の「探究的な学びの実践コミュニティ」の創出を目的としている。
「学校支援コーディネーター養成研修会」では、学習指導要領の改訂により学校教育で充実が求められるようになった「総合的な学習(探究)の時間」を活用。修学旅行に新たな価値を見出し、近畿日本ツーリストの教育旅行営業担当者が主体的に学校に対して企画・提案できるようにプログラムを実施した。
23年度のプログラムでは、7~8月に4回(28時間)のワークショップ研修と、9月~24年1月までの実践期間を経て、事後研修を実施。全課程の修了者には修了証書、そして最終試験に合格した社員にオープンバッジが授与された。
近畿日本ツーリストは今後、学校の教員の要望と生徒の実態などの情報をもとに商品やサービスを活用し、事前・事後学習を含めた教育旅行で新たな価値を提案していく。今後も研修会を継続して支援の幅を広げつつ、変わりゆく学校教育現場のニーズに対して主体的に企画・提案できるコーディネーターの育成を推進するとしている。