東海バス、特別仕様の小型貸切バス導入 高級志向の訪日旅行客獲得へ
2024年4月15日(月) 配信
東海バス(眞野大輔社長、静岡県伊東市)は4月、伊豆地域で特別仕様の小型貸切観光バス「GRANDLUXE(グランリュクス)」を導入する。同地域の道幅が狭いことから、大型バスの行動範囲が制限されているほか、高級志向の訪日旅行客の獲得に軸足を移す宿泊施設から送迎用に高級感のある乗り物を望む声が高まっていることを受け、新たな観光客層の獲得を通じた伊豆地域の活性化に貢献していく。
内装のコンセプトは「一般的なマイクロバスのイメージを覆す、クラスを超えた上質な移動空間の提供」。外装は格式や高級感をイメージした「黒みある緑」を基調に、ゴールドのラインで伊豆の海や山、爽やかな風のイメージを表現する。
座席はほぼすべてが窓側で、全10席設けた。座面とレッグレストは体を包み込むようなクッションを入れ、成人男性も寛げるという。 床は大理石調として高級感を高め、壁面は温かみを表現。モバイル機器用コンセントや冷蔵庫なども設置し、機能面からの居住性も追求する。
運賃は従来の小型貸切バスの1.5倍以上となる。伊豆半島内をはじめ、東京や神奈川県の小田原や箱根への移動も受け付ける。また、4~6月に利用するグループには、人数分の「静岡産のお茶」をプレゼントする。問い合わせは、 同社の貸切手配センターで受けている。