ふるさとチョイス、体験型返礼品紹介を一新 「チョイストラベル」を開設
2024年4月23日(火) 配信
ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンク(川村憲一社長、東京都品川区)は4月23日(火)に体験型返礼品を紹介するサービスを一新し、「チョイストラベル」としてオープンした。2016年から「きふたび」として展開していたものをリニューアルしたもので、より寄付者が「旅行」をイメージしやすく、体験型返礼品を探しやすいよう変更を行った。
また、体験型返礼品や地域情報を紹介するWebメディア「トラベルガイド」を合わせてリリースした。旅行体験に関心はあるが、まだふるさと納税はしていない人たちにも地域の魅力をアピールして寄付につなげたい考え。開始時点で10記事を掲載しており、今後は月5~10本追加してコンテンツを充実させていく。
同社は同日、本社内で会見を開き、体験領域グループマネージャーの髙橋尚希氏が説明を行った。髙橋氏によると、昨今はふるさと納税の返礼品においても「コト(体験)」への注目が集まっているという。「ふるさとチョイス」内のカテゴリー別ランキングで21年は8位だった「旅行」が23年には6位に上昇し、それまで圏外だった「イベントやチケット」が10位にランクインした。体験型の返礼品を提供する自治体は制度開始時から存在したが、掲載品数は16年ごろから増加。ふるさとチョイスでは、24年4月現在4万1345点の掲載がある。
ふるさとチョイスの体験型返礼品への寄付金額はコロナ禍で一時の落ち込みはあったが、23年の寄付金額は20年の1.9倍、件数は同1.74倍と右肩上がりで推移している。