スマホ1つで旅管理が簡単に ANA Xの「TaaS」構想、ANAマイル経済圏広げる
2024年4月25日(木) 配信
ANA X(神田真也社長、東京都中央区)は4月22日(月)、スマートフォン1つで旅の検索から予約、管理まで完結する新たなサービスTaaS(タース、Travel as a Service)プラットフォームの構築に取り組むと発表した。「ANA X TaaSプラットフォーム」構想は、ANAマイル経済圏の幅を広げ、マイル利用の活性化をはかる。2026年度の完成を目指しており、第1弾として国内宿泊予約サービスを大幅にリニューアルし、宿泊施設を拡充した。
旅行業を取り巻く環境は、旅行需要自体はコロナ後回復傾向にあるが、旅行会社の取扱高はコロナ前の水準には届いていない。観光庁が発表している「主要旅行業者の旅行取扱状況」をみると、2023年度の国内旅行募集型企画旅行取扱高は19年度比72%と厳しい状況だ。顧客のニーズは従来の固定型のパッケージ旅行から航空券と宿泊のダイナミックパッケージ(DP)、さらにはすべて個別に手配する個人旅行へと変化している。
同社は同日、東京都内で会見を開き、旅行事業推進部の森田將裕部長がTaaS構想について説明した。森田部長によると、