ホテル運営「エコシステム」(長崎市)、負債は約2億円(帝国データバンク調べ)
2024年4月25日(木) 配信
エコシステム(田島清志代表、長崎県長崎市)は4月5日(金)、長崎地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約2億円。
同社は1994(平成6)年6月に関係会社が行っていた風力発電の立地調査業を分離するかたちで設立された。
2013年ごろからは事業をホテル運営に切り替え、佐賀県嬉野市で「山水ローバルイン」「ことぶきグローバルイン」の2施設の運営を手掛けていた。その後、関係会社が他企業のグループ傘下に入ったため、19年までには完全に独立していた。
しかし、コロナ禍の影響で稼働率が大幅に低下していたことに加え、「前代表の死去に伴い、現代表が就任し、清算に向けた準備が進められ、23年1月までに両ホテルを閉館。不動産も売却していた」(帝国データバンク)という。