【テマリズム 奥平崇史社長に聞く】テーマツーリズム創出 人と人の交流を積み重ねる
2024年4月30日(火) 配信
沖縄県・石垣島(石垣市)など八重山諸島の埋もれた地域資源に光を当て、新たな需要創出をはかることを目的に昨年10月、テマリズム(同市)を設立した。奥平社長に話を聞いた。
【土橋 孝秀】
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奥平社長は東京で旅行会社に勤務したのち、2000年に妻まゆみさんの父親である平田哲三氏が創業した平田観光(同市)に入社。16年に社長に就くなど、八重山離島観光の草分け的存在である同社を妻と二人三脚で引っ張り、22年末に退社した。
「八重山諸島には小さくとも魅力あるコンテンツがまだまだたくさんあるということに気付き、探求してみたいという強い思いから法人設立を決意しました。〝テーマ観光コーディネーター〟として、テーマ性のある旅をデザインし、地元とのつながりを大切にしながら新たな価値づくりを目指していきたい」と話す。
テマリズムという社名は、「テーマ」と「手間(テマ)」を掛け合わせもの。さらに、島に生きる人々の息遣いや歴史・文化などの「リズム」を大切にしながらも、そこに主義・流儀などを意味する新たな「イズム」を生み出していきたいとの思いが込められている。
テマリズムで実施するのは