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天王洲・キャナルサイド活性化協会が「登録DMO」取得

2024年4月30日
編集部:増田 剛

2024年4月30日(火) 配信

天王洲・キャナルサイド活性化協会が3月29日、「登録DMO」取得

 天王洲・キャナルサイド活性化協会(三宅康之代表理事、東京都品川区)は3月29日(金)付で、観光庁から東京都品川区を対象地区とする「登録DMO」として認定された。

 同協会は2015年から活動を開始。品川駅や羽田空港など交通アクセスが良い天王洲エリアの活性化を目的に、地域の魅力である水辺空間とアートの利活用を中心とした観光コンテンツの発掘や磨き上げに取り組んできた。

 16年から地域イベントとして定期開催している「天王洲キャナルフェス」の来場者数は6万人を超える。天王洲内の倉庫やビル壁面にアーティストによるミューラルアート(壁画)の設置に加え、公共空間への立体アートを設置するプロジェクト「天王洲アートフェスティバル」は、アートの街として国内外から注目を集めている。

 「地域DMO」認定により、管轄の行政機関だけでなく、東横インや日本航空(JAL)、JTBなど天王洲に拠点を置く企業の協力も得ながら、「天王洲エリアの各データを包括的に活用したマーケティング分析が可能になる」(三宅代表理事)と将来を見据える。

 これにより、水辺やアートだけでなく、旧東海道や屋形船といった古くから地域に根付く観光資源などにも連携を広げ、品川駅や羽田空港など交通面での利便性の強みを生かしてインバウンドや、都内近郊のアクティブ層、地域住民などに、魅力を伝えていく考えだ。

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