なごアグリパーク、農と食の複合施設 5月5日リニューアル
2024年5月7日(火) 配信
沖縄県名護市の農業と食の複合施設「なごアグリパーク」が5月5日(日・祝日)、リニューアルオープンした。地元食材を使った世界の屋台料理をテーマにしたレストランカフェやスイーツが楽しめるカフェが開業し、同月24日(金)に名護を中心とした沖縄北部の食にまつわるセレクトショップが誕生する。
同施設は、名護市の農産物6次産業化支援拠点として2018年に開業し、24年4月から沖縄JTB(桂原耕一社長)とみらいおきなわ(宮里尚社長)の共同事業体が運営管理を開始した。コンセプトは食の育みと、ものづくりへのこだわりを意味する「ファーム&クラフト」。リニューアルでは、沖縄の豊かな自然の恵みを感じられるグルメや土産、体験があふれ出す、食のテーマパークとして生まれ変わった。
沖縄JTBが運営する3つの直営店舗では、それぞれやんばるの地域食材を主役に据える。全国で活躍する一流シェフが屋台料理をテーマにメニューを監修したレストランカフェ「フード」。大型ビニールハウス内にさまざまな植物を配置し、卵やフルーツをふんだんに使ったスイーツが楽しめるカフェ「スイーツガーデン」、そしてやんばるの食にまつわるセレクトショップ「マルシェ」で構成する。
また、Green Neighbors合同会社(篠崎ロビン夏子代表)と連携し、地域の農産物で景観を構成する取り組み「フードスケーピング」(食と景観を組み合わせた造語)を県内初めて導入した。地域農産物を施設内のエントランスや広場、スイーツガーデンの各所に植え、触れて・育てて・楽しむという価値転換により、新たな緑との交流を提起するとしている。