白木の正殿が見られるのは今だけ 首里城で5月25~26日に上棟記念イベント
2024年5月10日(金) 配信
沖縄県那覇市の首里城で5月25日(土)、26日(日)に正殿復元工事上棟記念イベントが開かれる。昨年9月から正殿の柱を立て始め、現在すべての骨格が組み上がった。今後、屋根の瓦葺きや漆の塗装が始まるため、白木の首里城正殿の姿が見られるのは今だけ。
両日は、普段は入れない工事エリアの一部、素屋根内部を特別公開する。午前9:30~午後5時まで、予約不要で見学できる。参加費は無料だが、有料区域への入場料は必要。
このほか、体験イベントも用意する。予約が必要な「宮大工体験」は5月25日に計4回企画。木材倉庫のなかで、宮大工による解説を聞きながら、宮大工道具を使った木材加工体験を行う。各回40人で申し込みは専用フォームからの先着順。
予約なしで体験できる「瓦葺き体験」は両日の午後9時~午後5時まで。首里城正殿に使われる瓦と同じ瓦を使って、復元する屋根の仕組みを学べる。また、同日程で「瓦文様工作体験」も実施。粘土に瓦の絵柄を刻んだ形を押して、コースターなどの小物を作成する。完成した作品は持ち帰ることができる。
体験はいずれも無料。