タイのAWCと包括的提携を結ぶ ホテルオークラ
2024年5月23日(木) 配信
ホテルオークラ(荻田敏宏社長、東京都港区)は5月17日(金)、AsseT World Corporation(AWC、Wallapa Traisorat社長兼CEO、タイ大国バンコク)とタイ国内でAWCが開発を進めるプロジェクトのホテル運営に関する包括的提携を結んだ。AWCが2024年12月からの運航を計画している、チャオプラヤー川でのクルーズ船でもサービス提供を行う予定だ。
AWCはバンコクの大手不動産グループで、タイで複数の開発プロジェクトを推進しているという。ホテルオークラは12年に開業したオークラプレステージバンコクを契機に、同社とビジネスパートナーとしての信頼関係を築いてきた。
今回の提携で、2030年までにチェンマイやバンコクなどタイの主要都市に新たに計500室以上となる、複数のオークラグループのホテルを展開することで合意した。
ホテルオークラは30年までに75ホテルを海外で展開する計画があり、海外展開をはかるうえで、タイを重要な国の1つに位置付けている。タイでは開業予定を含め5ホテルを運営しているが、今回の提携でさらにホテル数やエリアが拡大することで、タイ国内での存在感や影響力が高まることを期待する。