黒部峡谷鉄道、24年の全線開通を断念 「鐘釣橋」の復旧に時間要す
2024年5月29日(水) 配信
黒部峡谷鉄道はこのほど、2024年シーズンは全線開通ができないと発表した。令和6年度能登半島地震で東鐘釣山落石被害を受けた「鐘釣橋」の復旧について、 当初の見込みよりも時間を要することから今シーズンの全線営業を断念した。
同社は3月の報道発表で、「10月1日ごろの全線開通を目指す」としていたが、雪解け以降に詳細な現地調査を実施したところ、東鐘釣山斜面などの損傷が想定以上に大きいことが判明。落石防止対策など復旧には時間がかかるという。
25年以降の状況については、復旧工事の進捗状況を踏まえて改めて発表する。なお、宇奈月駅-猫又駅間は通常運行を行っている。