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「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(5月号)」

2024年6月1日
編集部

2024年6月1日(土) 配信

https://zoomjapon.info

特集&主な内容

 今月号の特集は「紫式部と源氏物語」です。フランスでもNHKワールドで大河ドラマが見られますし、パリのギメ東洋美術館では、源氏物語をテーマにした展示会が3月末まで開催され、山口伊太郎氏の西陣織「源氏物語錦織絵巻」も展示され、大盛況でした。今年のカンヌ映画祭でも#MeToo運動が大きく取り上げられていたフランスで、1000年前に日本の女性が書いた「源氏物語」が読まれる状況をまとめました。紫式部という女性については、「光る君へ」の制作統括・内田ゆきさんと原作の大石静さんからお話を伺いました。また、英語版「源氏物語」を現代日本語に再翻訳した毬矢まりえ・森山恵姉妹にもインタビューしています。旅行ページで取り上げたのは鯉のぼり。山口県岩国市、いろり山賊の鯉のぼりなどを紹介しています。

〈フランスの様子〉気候変動とワイン畑

「ワイン畑の凍結:リスクが高い地域」4月22日付Le Figaro紙のウェブサイトより。写真は、凍結防止のためにロウソクを並べたワイン畑

 4月から5月にかけて、春先のフランスの話題の一つが、ブドウ畑を襲う霜害。◆今年も4月末から、南仏のブドウ畑などで、霜が降りる日が数日続き、育ち始めたブドウ畑に大きな被害がでた。今年は暖冬で苗木の生育が早かったことも晩春の霜のダメージを大きくした。◆これまでは10年に一度くらいで、規模も限られていた凍結の被害だが、最近の気候変動の影響で、頻繁になり、規模も大きくなっているという。◆今年の冷害の被害はかなり大きく、ブドウ畑の9割近くもだめになった地域もあり、今年のワインは絶望的だという。さらにこれからも、大雨や夏の乾燥による水不足も心配されている。◆政府からの補助や支援も求められているが、毎年のように気候変動の影響を受けざるを得ないワインづくりのビジネスモデルも転換期だという。◆しかし逆に気候変動の恩恵を受けるところもある。◆かつてはフランス最大のワイン産地だったパリでもブドウ畑の規模が拡大したり、フランス北西部のブルターニュ地方も新たなワイン産地として開発が始まっている。

ズーム・ジャポン日本窓口 
樫尾 岳-氏

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旅行新聞 編集部〉

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