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レッド・プラネット・ホテルズ・ジャパン破産開始決定受ける 負債総額は22億200万円(東京商工リサーチ調べ)

2024年6月3日
編集部:馬場遥

2024年6月3日(月) 配信

 レッド・プラネット・ホテルズ・ジャパン(ティモシー・ハンシング社長、東京都港区)は5月28日(火)、東京地裁へ破産を申請し、同日に破産開始決定を受けた。東京商工リサーチによると、負債総額は、債権者約80人に対して22億200万円(2024年3月31日現在)。このうち、18億3200万円は、親会社のメタプラネット向け。

 同社は11年、フォンツ・コアファンクションの称号で、フォンツ・ホールディングス(現メタプラネット)の連結子会社として設立した。13年に、親会社がタイの民間企業であるレッド・プラネット・ホテルズ・リミテッドの傘下となり現商号に変更した。

 「レッドプラネット」のブランド名でホテルを展開し、インバウンド需要の高まりを受けて事業拡大し、ピーク時の19年12月期は、国内で6つのホテルを運営し売上高18億3516万円を計上していた。

 一方で、同期は多額の減損損失を計上し、債務超過に陥っていた。20年以降の新型コロナ感染拡大により、宿泊需要が消失したことから、売り上げ低迷と採算割れの状況が続き、22年12月期の売上高は3億506万円まで減少した。

 この間、運営していたホテルの閉鎖や売却を進めていたが、事業再開の見通しが立たず、今回の措置となった。

 メタプラネットによると、ロイヤルオーク五反田(東京都品川区)は別のグループ会社が運営しており、今回の破産の影響はないとした。

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