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NAA、外客2カ月連続更新 国内線旅客は4月最高に

2024年6月3日
編集部:長谷川 貴人

2024年6月3日(月) 配信

2024年3月期決算会見と共に会見を開いた(=2024年5月31日記事掲載)

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が5月30日(木)に発表した2024年4月の総旅客数は、前年同月比32%増の317万642人となった。このうち、国際線の外国人旅客数は同41%増の189万5715人となり、2カ月連続で過去最高値。国内線旅客数は前年同月比14%増の59万4866人と4月の過去最高を更新した。

 国際線の総旅客数は同37%増の257万5776人だった。このうち、日本人旅客数は同49%増の50万4011人、コロナ禍前の19年同月比では50%減となった。

 総発着回数は前年同月比20%増の1万9668回。このうち、国際線の旅客便は同32%増の1万2697回で、19年同月比では16%減と引き続き順調に回復している。国内線についても、同5%増の3908回、19年同月比では7%減だった。

5月の国際出国旅客、速報値は前年40%増

 5月1~25日の国際線の出国旅客数は前年同期比40%増の90万400人、19年同期比9%減となった。発着回数は国際線が同27%増の1万592回、19年同期比15%減で、国内線が7%増の3548回だった。

 4月26日(金)~5月6日(月・祝)までのゴールデンウイーク期間の動向について、出入国在留管理庁の速報値によると、成田国際空港の出入国者数は87万1000人で、田村社長は「NAAの推計値を約4%上回る」と話した。

 続けて、同期間の日本人旅客は円安や物価高の影響の中で安く、比較的近い韓国、台湾、香港をはじめとした東アジアや東南アジアが人気と述べた。田村社長は「平年に比べてGW期間の速報値で5割を切っている状況。他方でインバウンドは引き続き好調で、全体の数字を押し上げた」と説明した。

 同じく、GW期間の国内線は27万8000人で、推計値を約6%上回った。今年はコロナ後初めての本格的なGWであったことが、国際線、国内線とも昨年を大幅に上回った要因とみている。

 GW以降は「インバウンド需要が各方面で昨年実績を大幅に上回る傾向が続き、とくに韓国、台湾、香港など東アジアからの需要が引き続き強い。また、中国も沿岸部を中心に回復している。北米発は、観光需要はもちろん留学生の帰国・乗り継ぎ需要。さらにアウトバウンドは主に近距離アジア線、夏休みに向けてホノルルなど人気路線の予約も入りつつある」(田村社長)とした。

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