NAA、国際線旅客保安サービス料 9月から700円に
2024年6月3日(月) 配信
成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は、9月1日(日)から国際線旅客保安サービス料(PSSC)を現行の550円から700円に値上げする。保安体制の維持と利用者の安全安心を提供していくため、保安関係コストに充てるとした。
同社では、コロナ禍後の航空需要が急速に回復しているなかで、保安検査員の人手不足問題が深刻化し、保安検査員のさらなる処遇改善努力が必要としている。加えて、ボディスキャナーなど保安検査の高度化に向けた機器の導入やスマートレーンなどを導入することで、成田空港の保安水準を向上させると同時に、利用者の待ち時間短縮などサービス向上の努力も行っている。
こうした取り組みにより、同社は「保安関係コストが大幅に増加していることを踏まえ、今後も万全の保安体制を維持し、利用者の安全安心を提供していくため、やむを得ず成田空港の保安関係コストに充てる国際線のPSSCを改定する」とした。
新料金は9月1日(日)以降の発券分から。徴収は現行通り、航空券の購入時に航空運賃と同時に支払うオンチケット方式。