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顧客層の拡大狙う、ファミマで航空券販売(ジェットスターJ)

片岡会長(右から3人目)と桐谷さん(中央)ら
片岡会長(右から3人目)と桐谷さん(中央)ら

 ジェットスター・ジャパン(片岡優会長、ジェリー・ターナーCEO)は11月10日から、全国のファミリーマート店舗に設置してあるマルチメディア端末「Fami ポート」で国内線と国際線の航空券の販売を開始した。インターネットが苦手な人やクレジットカードを持たない層にも顧客を広げるのが狙い。

 10月27日に東京都内で開いた会見で片岡会長は「コンビニで、より手軽に現金決済で航空券が購入でき、LCCがますます身近になると思う。電車やバスのように気軽に乗っていただきたい」と語った。すでに、ローソンでの展開を行っている同社は、コンビニ決済について想定以上に若年層も利用していることや、都市部以外での購入率が高いことなどを特徴にあげた。

 ファミリーマートの中山勇社長は「コンビニ飽和説もあるが、まだ成長する」とし、今後はイートインができる店舗を増やすなど新たな方向性を打ち出すうえで、今回の航空券販売を含めさまざまなサービスを拡充していくとした。

 また今後の事業戦略としてジェットスター・ジャパンは、インターネットと旅行会社経由、コンビニ、モバイルアプリとすべての販売経路を強化するほか、国際線のさらなる拡充をはかる。11月27日から成田―台北線、12月11日に関西―台北線、12月12日に中部―台北線の就航が決まっていることに加え、今後はフィリピン線も就航予定だ。

 同日は台北線就航の発表会を併せて開き、同社ブランドアンバサダーで女優の桐谷美玲さんらが出席した=写真。台湾で自身が感じた魅力として夜市や小籠包、マッサージをあげ、「台北で最高な思い出を」と呼びかけた。

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