ニュージーランドのラクソン首相がHIS来社 共同プロモ発表で協力体制確認
2024年6月21日(金) 配信
ニュージーランド政府観光局とニュージーランド航空、エイチ・アイ・エス(HIS)は6月18日(火)、HIS本社(東京都港区)で3社による「旅パ抜群ランド、ニュージーランド」共同プロモーション発表会を行った。ニュージーランドへの渡航者数増加に向けて、協力体制を確認した。発表会にはニュージーランドのクリストファー・ラクソン首相が出席した。
ニュージーランド政府観光局は、今年4月から同プロモーションをスタート。アンバサダーに俳優の上野樹里さんと佐野勇斗さんを起用し、同国が一度の旅で一生忘れることのない濃い体験と高い満足度が味わえる「旅パフォーマンス」が抜群であることをアピールしている。HISはパートナーとして送客増加に努める。
同社は2023年冬季スケジュールにおいて日本からニュージーランドへの直行便を利用した送客数が日本の旅行会社で最多だったことなどから、ラクソン首相の来社が実現した。
同日の発表会でラクソン首相は「ニュージーランドにとって観光業は非常に重要な産業。「(日本人には)自然や博物館などのさまざまな資源に興味を持ってもらえるだろう」との考えを示した。「若い世代では、日本がクールであり人気の旅行先になっており、日本の若者たちにも積極的にニュージーランドに来てほしい」と呼び掛けた。
ニュージーランド航空のグレッグ・フォランCEOは今年11月から来年3月、日本路線で座席数を3万席増やすことを発表。「日本からの渡航者数は回復傾向にある。日本はニュージーランドの観光産業が素晴らしい成功を収めることに期待している」と語った。
HISの矢田素史社長は引き続き、同国専用のパンフレットを作成するほか、特設サイトを開設することを説明。「美しい自然や豊かな文化を日本人に伝えていく。今回のプロモーションは、両国の観光業の関係をさらに深め、発展に寄与する」と意気込みを述べた。