群馬・上野村 黒澤村長らが銀座で観光情報をPR 「村の魅力最大化を」
2024年6月27日(木) 配信
群馬県・上野村(黒澤八郎村長)は6月25日(火)、東京・銀座で報道関係者や旅行会社などへ村の魅力を紹介する「サロンド・U 上野村観光情報PR会」を開いた。同村は県の最西南端に位置し、森林が面積の95%を占める。人口約1030人と小規模ながら、Iターン者が約2割となるなど、特色を生かした持続可能な村づくりを推進している先進的な地域。あいさつに立った黒澤村長は「上野村の魅力を最大化するため、これからも色々な挑戦をしていく」と力強く語った。
地元選出の国会議員、福田達夫衆議院議員も駆けつけ、「上野村は、村を維持するため数十年間チャレンジを続けている。良いものをより良くし、人とお金の流れを作り続けるため、外部から見た意見や見合った価値を教えていただき、今後も持続できるようご協力いただきたい」と呼び掛けた。
自然豊かな同村での観光といえば「天空回廊」エリア。関東最大級の鍾乳洞・不二洞などがある「川和自然公園」とキャンプ場などがある「まほーばの森」を長さ225メートルの上野スカイブリッジが結ぶ同エリアが天空回廊だ。2022年にオープンしたグランピング施設「森のインスタントハウス」はとても可愛らしいフォルムで、女性にも人気。
また、不二洞は4月27日にリニューアルし、光と音で幻想的な演出を施した。家族連れにおすすめのイベントは、5年ぶりに復活する7月29日開催の「サマーフェスティバル」。神流川で川魚のつかみ取りなどが楽しめる。
このほか、9月29日には長野県・南相木の信濃川源流と上野村をつなぐダムを走る「ダムtoダム ハイランドラン」も開かれる。
同村では全国でも珍しい、猪と豚の交配種である猪豚(いのぶた)が「上野村いのぶたファーム」で年間250頭生産されている。1代交配で、非常に手間のかかる猪豚の生産は肉量で年間10トン程度という。「上野村特産のいのぶた肉」から「群馬県特産のいのぶた肉」へと発展するため、リブランディングをはかり名称を「極いのぶた」に変更。ロゴも刷新した。
情報交換会では、極いのぶたやその加工品、また名産の十石みそ、十石しいたけなどが参加者に振舞われた。
このほか、上野村観光大使のアカペラユニット「XUXU(シュシュ)」の3人が参加者を巻き込んだパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。