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NAA国際線外国人旅客、国内線旅客数も5月最高に

2024年6月28日
編集部:長谷川 貴人

2024年6月28日(金) 配信

田村明比古社長

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が6月27日(木)に発表した2024年5月の総旅客数は、前年同月比27%増の325万194人となった。このうち、国際線の外国人旅客数は同43%増の179万7502人となり、5月としての過去最高値。国内線旅客数も同10%増の66万2383人で、同じく5月として過去最高を更新した。

 国際線の総旅客数は同33%増の258万7811人だった。このうち、日本人旅客数は同35%増の57万971人で、コロナ禍前の19年同月比では50%減。日本人の海外旅行需要について、田村社長は「回復してきているが、インバウンドと比べるとペースはゆっくり」と、回復には時間が掛かるとの見方を示した。

 総発着回数は前年同月比20%増の2万502回。このうち、国際線の旅客便は同27%増の1万3113回で、19年同月比では15%減と引き続き順調に回復している。国内線についても、同6%増の4351回、19年同月比では4%減だった。

6月の国際出国旅客、速報値は前年39%増

 6月1日(土)~22日(土)の国際線の出国旅客数は前年同期比39%増の84万8900人、19年同期比では10%減となった。発着回数は国際線が同27%増の9337回で19年同期比では15%減、国内線が1%増の2918回だった。

 訪日需要について、田村社長は「引き続き昨年実績を上回る傾向が続いている。とくに東アジア、北米の各国からの需要が旺盛」と述べ、それぞれの現状を報告した。

 東アジア発は「従来から好調であった韓国、台湾、香港が依然として好調。中国発の需要も回復しつつあり、個人観光客を中心に需要が伸びている。夏季期間に上海、深センなどから臨時便の運航も計画されている」と説明した。

 北米発に関しては「夏休み期間ということもあり、引き続きインバウンド需要および成田経由の東南アジアへの通過需要が好調」と述べた。

 一方、海外旅行の需要は「ゆっくりした回復であるが、人気の高いソウル、台北、バンコクなどのアジアのほか、ハワイ、グアム、欧米といった夏休みならではの観光地に予約が入っている」(田村社長)と話した。

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