九州観光機構 お肉大好きPJ始動 来年2月には祭り開催
2024年7月1日(月) 配信
九州観光機構(唐池恒二会長、福岡県福岡市)は6月14日、福岡市内で唐池会長が会見し、同日開催の定時総会で決定した、24年度事業計画の概要と主な取り組みを説明した。
唐池会長は、「機構の役割は、1つ目が国内外から九州への誘客で、成果を上げてきた。とくに、海外有名雑誌に日本で行きたい地域として、九州が単独で取り上げられるなど、海外プロモーションも成果を上げている」と胸を張った。
役割の2つ目が九州の魅力を磨く。目玉企画として「にっくん~九州のお肉大好きプロジェクト」を始動させ、来年2月19―24日に「にっくん~九州お肉王国まつり」を福岡市内の2会場で開催する。
九州7県のブランド肉を集め、その魅力を発信。市内のデパート、ホテルレストランなどで、肉の食べ比べが楽しめる。
唐池会長は「九州のお肉は全国シェアで牛が42%、豚31%、鶏49%を占め、全国品評会でも九州の牛が優等賞を受賞しているが、東京では有名ではない」と話し、「イベントを開催し、お肉と地域の魅力を発信したい」と意気込みを語った。
このほか、デジタルテクノロジーを活用した旅行者、観光事業者、地域の“3方よし”の取り組みや九州オルレ・ウオーキングフェスティバルの開催、学生対抗九州観光ビジネスプランコンテスト2024開催の3事業についても説明した。
観光DXでは九州の観光データを活用し、デジタル人材を育成。生成AIで旅行者に温泉、焼き物体験などで相談して貰う。
九州オルレは2012年にスタートし、累計で60万人が参加。来年3月に福岡県みやま市でフェスを開催する。
九州観光ビジコンでは、参加学生対象を九州内から全国に拡大。12月7日に10チームによる本コンテストを行う。