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訪日中国人のリピーター化、FIT化、長期滞在化進む 中連協24年度通常総会

2024年7月1日
編集部:馬場遥

2024年7月1日(月) 配信  

石田恒夫会長

 中華人民共和国訪日観光客受入旅行会社連絡協議会(中連協、石田恒夫会長、269会員)は6月27日(木)、第25回通常総会を開いた。

 石田会長は冒頭のあいさつで、「24年5月の訪日中国人観光客は54万5400人と、19年の72・1%まで回復しつつある。中国人のリピーター化、FIT化、長期滞在化が急速に進んでいる一方で、OTAの利用が伸びていることにより、リアルエージェントの利用状況が少なくなってきている。これからは、持続可能で高付加価値な旅行の提供が求められる」とした。

 23年度は、3年ぶりに訪中団を派遣し、成都事務所開所記念式典に参加したほか、ツアーオペレーター品質認証制度の周知活動を行った。

 また、身元保証書発行システムについて、徴収ルールを再度見直すこととした。割増徴収については、24年5月から、次年度徴収方式から当年翌月請求方式に変更した。100枚超過した時点で5000円、300枚超過した時点でさらに5000円、1000枚超過した時点で1枚につき5円徴収に変更する。

 見直しの経緯については、①同協議会の業務運営の予算の確保②割り増し徴収分が前年実績に基づいた翌年払いである制度の弊害をついた行為への対策③会員間の公平性の確保──などを挙げた。

 とくに、会員間の公平性については、270社中15社が年間1000もの身元保証書を発行しており、発行件数全体の99%を占めていることから今回の措置となった。

 後半のセミナーでは、日本政府観光局海外プロモーション部東アジアグループの髙橋歩氏が「2024年中国市場の動向と高付加価値旅行の推進」について講演を行い、ジャーナリストの莫邦富氏が「日本の観光産業が中国人の心をつかむ方法」をテーマに記念講演を実施した。

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