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群馬県旅行業協会、コンプラ重視を事業の柱に 「新しい旅への対応は重要課題」

2024年7月1日
編集部:飯塚 小牧

2024年7月1日(月) 配信

小林聡会長

 群馬県旅行業協会(小林聡会長、105会員)は6月28日(金)、群馬県前橋市内で2024年度通常総会を開いた。今年度は旅行業の完全復活と旅行者の安全・安心確保のためコンプライアンス重視を事業の柱に据える。

 小林会長は「観光庁が推進する新しい旅スタイルへの対応は重要な課題として取り組む。環境に優しい旅行プランの提案や、地域社会への協力を通じて観光地域を持続的に高めていく努力を続けていきたい。今後とも、会員の声を聞きながら旅行業全体の発展につなげていく」と力強く語った。

 今年度事業は働き方改革関連法や障害者差別解消法の改正が施行されたことから、正しい知識を身に着けるため研修会などを実施する。また、会員から意見を募りながら、ホームページの利用を促進して一般へのPRや会員相互の情報交換を活発化させていく。

 総会には来賓として群馬県産業経済部戦略セールス局の田中俊行局長が出席。県が推進している自然や温泉、食などの癒しの素材を生かした心と体をリセットするための旅「リトリートぐんま」の取り組みを紹介。「豊富な観光コンテンツを生かし、ゆったりと魅力に触れていただく、付加価値を高めた旅行のスタイル。ぜひ皆さんもリトリートツアーとして企画をお願いしたい」と呼び掛けた。

㈱全旅・中間幹夫社長

 また、㈱全旅の中間幹夫社長はAIのさらなる台頭などを挙げ「我われはどう生き残るのか。旅行業一本足で立っていられるのか。今後は地域活性化や再生業に業界は生業として深く関わっていかなければならない」との考えを示した。昨年度の取扱高は870億円だったが、「新たな生業が見出せたら不可能な数字ではない」とし、今年度は1000億円を目指すと宣言した。

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