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団体旅行の復活による「宿泊券の拡大」テーマに 農協観光旅ホ連が総会

2024年7月3日
編集部:飯塚 小牧

2024年7月3日(水) 配信

菅野豊会長

 農協観光協定旅館ホテル連盟(菅野豊会長、959会員)は7月2日(火)、東京都内のホテルで2024年度通常総会を開いた。今年度は、JA旅行事業を中心とする団体旅行の復活による「宿泊券の拡大」をテーマに取り組むことなどを確認した。

 菅野会長は「農協観光の強力なパートナーとして、魅力的な商品や情報の積極的な発信、よりよいサービスの提供などに取り組む。この時代を乗り越え、観光業界全体の回復に向け、会員の皆様と手を携えて前に向かって進んでいきたい」と力強く語った。

清水清男社長

 また、農協観光の清水清男社長は「旅行業界において、国内はコロナ前より遜色ないレベルに回復した」と述べ、同社も6期ぶりに黒字に転じたことを報告した。今年度については「事業成長期と位置づけている」とし、①JA活動支援事業②地域共創事業③リテール事業④国際交流事業(インバウンド)⑤労働力応援事業⑥農福連携事業――の6つを柱に事業基盤の整備を進める。

 旅ホ連の会員に向けては「皆様が期待する団体旅行の早期復活が最重要。全国7カ所に手配・仕入れセンターを設置し、営業担当や地域に携わる社員を増員して営業力強化をはかっている。会員の皆様には事業パートナーとしてお客様の受け入れに今後ともご配慮いただければ」と呼び掛けた。

 同日は協定施設で組織する、農協観光協力みのり会(西山健司会長、876会員)も24年度通常総会を開いた。今年度は「観光券・船車券の拡大」をテーマに事業を行う。また、農協観光が推進するDX構想と連携し、農協観光・旅ホ連・みのり会の3者が一体となった「農旅連・みのり会コミュニケーションツールNcomエヌコム」の利用促進をはかるため、会員に登録を促していく。今後は会員の物販情報「みのりの逸品」をリンクし、より充実したシステムに進化させる。

 総会後は旅ホ連・みのり会合同の懇親会を開き、農協観光の幹部をはじめ、全国の各支店長らも出席して盛大に行われた。

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