食事券返礼品の紹介サイト「チョイスグルメ」を開設 ふるさとチョイス
2024年7月4日(木) 配信
ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンク(川村憲一社長、東京都品川区)はこのほど、ふるさとチョイスが厳選したレストランで地域の食が体験できる「お食事券型」の返礼品を紹介するサイト「チョイスグルメ」をオープンした。近年、体験型の返礼品に注目が集まっていることから、エリアやジャンルを絞ってレストランが検索できるようにし、寄付者と地域の新たな出会いの創出を狙う。
ふるさとチョイスは観光分野での地域の情報発信に力を入れており、体験型返礼品の魅力訴求で地域の交流人口の拡大を目指している。4月には宿泊券やアクティビティチケットなどの体験型返礼品を紹介するサイトを「チョイストラベル」へリニューアルし、旅行やおでかけ情報を発信するサイト「トラベルガイド」をオープンした。
今回新たに開設した「チョイスグルメ」では、「レストランで食事をする」という体験に特化。多様な食事券の返礼品から希望に合うものを簡単に探せるようにした。また、ふるさと納税の返礼品に関するルール「地場産品基準」に基づき、寄付先の自治体で生産された食材を使用したメニューを提供していれば、別の自治体に所在するレストランでの食事券も返礼品にすることができる。
例えば熊本県上天草市は、同市の食材を使った料理を提供する東京・銀座の「銀座 花蝶本店」の食事券をふるさと納税の返礼品として提供している。同社は「遠方の自治体をふるさと納税の寄付で応援しながら、居住地に近いレストランでその自治体の特産品を味わうという、ふるさと納税ならではのグルメ体験できる」とアピールしている。