オリエンタルランドがクルーズ事業に参入 28年度にディズニークルーズ就航予定
2024年7月10日(水) 配信
オリエンタルランド(吉田謙次社長兼COO、千葉県浦安市)は7月9日(火)、日本を拠点とするディズニークルーズを新たに展開すると発表した。同日、同事業に関するライセンス契約をディズニー・エンタプライゼズ・インク(ディズニー社)と結んだ。2028年度に就航を開始する予定。
ディズニークルーズは1998年にアメリカで就航以降、現在5隻が運航している。今後、3隻の増加とシンガポールでの就航が予定されている。船内では、非日常空間でディズニーが展開するさまざまなコンテンツが体感でき、そのほとんどがオークインクルーシブで楽しめるのが特徴。
オリエンタルランドは2030年に目指す姿として、よりサステナブルな事業構造へ転換し、持続的に発展するための取り組みを推進しており、新たな収益機会となる新規事業の検討を進めてきた。このなかで、日本のクルーズ市場は成長が見込めることや、これまでのテーマパーク事業などで培ったノウハウ、ディズニー社との強固な信頼関係という強みが生かせると判断し、クルーズ事業に参入することを決めた。
同社はライセンス契約に基づき、25年度から造船を開始し、28年度の就航を目指す。当該事業による総投資額は約3300億円を見込んでいる。同社は「船旅においてもディズニーならではの非日常体験を展開し、新たな体験価値を創出する。『ファミリーエンターテイメントクルーズ』という、当社ならではのレジャーを実現することで、ゲストの皆様に新たなカタチでのハピネスを提供し続ける」とコメントしている。