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JATAと韓国観光公社共同企画 韓国グルメ30選と団体旅行販売コンテスト開催 韓国・咸安で「落火ノリJAPAN DAY」も

2024年7月12日
編集部:馬場遥

2024年7月12日(金) 配信 

韓国観光公社日本地域センター長兼東京支社長の金観美氏(左)と、JOTC韓国ワーキンググループ座長の本多寿彦氏

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は7月11日(木)に開いた会見で、アウトバウンド促進協議会(JOTC)の東アジア部会における部会活動の一環として、韓国観光公社と共同施策を行う。「韓国絶品グルメ30選商品コンテスト」や、旅行会社の営業担当者を対象に団体の送客数で表彰し、受賞者を韓国へ招待するイベントを開く。

 昨年に引き続き実施される韓国グルメ30選コンテストは、地方の魅力を訴求するため、新たに各地の伝統市場を盛り込んだ商品を対象とした。

 好調な団体マーケットをさらに伸長させるため、また、韓国好きの営業担当者を増やすことを目的とした団体施策も実施する。この施策では、10人以上の団体を対象期間内に2本以上送客したセールス担当者を表彰する。

 JOTC韓国ワーキンググループ座長の本多寿彦氏(日本旅行ツーリズム事業本部海外推進部部長)は、「日本から海外への渡航者数はコロナ前と比べて48%の回復にとどまっている。一方で、韓国への渡航者数は71%と平均を大きく上回る」と説明した。

 短期滞在や、ソウルへの一極集中状態が課題とし、この解消のため、韓国観光公社と共同で、企画旅行・団体旅行の販売コンテストの開催を決定した。

 韓国観光公社日本地域センター長兼東京支社長の金観美氏は、「日本の渡韓者数は2024年1~6月で142万8000人となり、24年目標である330万人には遠い。旅行会社や航空会社と連携し、潜在層にも訴求していきたい」と話した。

 韓国観光公社は10月31日(木)、「落火ノリJAPAN DAY」を開催する。会場は、韓国の慶尚南道 咸安(ハマン)郡 無尽亭(ムジンジョン)。日本人観光客600人限定で、朝鮮時代からある伝統的な祭り「落火ノリ」の鑑賞イベントを開く。

 落火ノリは、オークの木から作られた手作りの炭を、紙と布を使って縄状に編み、水上で一斉に点火するもの。昨年韓国国内で話題となり、前回の祭りでは6000人が集まった。

 外国人を対象に特別イベントとして開催するのは初めてとなる。JAPAN DAYは、JOTCの韓国ワーキンググープに所属する旅行会社などを通じて参加できる。

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