経常益100億円突破、入場者数300万人超え(ハウステンボスグループ)
ハウステンボスグループがこのほど発表した第26期(2014年10月―15年9月)決算によると、ハウステンボスグループ連結での取扱高は前年同期比28・1%増の354億900万円、営業利益は同23・0%増の92億3500万円、経常利益は同20・5%増の104億4200万円、当期純利益は同26・7%増の69億4100万円と増収増益となり、経常利益が100億円に到達した。
ハウステンボス(澤田秀雄社長)単独の取扱高は同13・2%増の297億2千万円、営業利益は同21・1%増の89億1800万円、経常利益は11・4%増の92億7千万円、当期純利益は同16・4%増の60億5800万円となった。また、入場者数は同11・2%増の310万7千人となり、15年ぶりに300万人超えを達成した。
当期も前期に引き続き、来場客の期待を超える感動を提供すべく場内サービスの質的向上に取り組むとともに、「花の王国」「光の王国」「音楽とショーの王国」「ゲームの王国」の4つのイベント展開軸に加え、新たに第5の王国「健康と美の王国」を開始した。さらに世界初のローコストホテルとして世界中から注目を集める「変なホテル」が7月から第1期の72室が稼働を開始。また、来年3月15日には第2期棟がオープンする。12月中には予約受付が開始となり、ロボットをはじめとする最先端技術の導入により世界一の生産性を目指す。
同社の高木潔専務は、このほどの入場者数増加の要因について、「常に新しいことに取り組んでいったことが、入場者数増加に寄与した」とし、「なかでも健康と美の王国が、3世代で楽しめるものとして順調に成長した」とコメント。澤田社長は来期に向けた取り組みとして「お客様満足度を上げるための投資を行うのと同時に、スタッフの職場環境を今よりももっと良くなるよう改善し、サービス力向上につなげていきたい」と目標を語った。