朝採れ「嬬恋高原キャベツ」、7月30日(火)から販売スタート 休暇村嬬恋鹿沢の「白樺マルシェ」で
2024年7月23日(火) 配信
休暇村嬬恋鹿沢(群馬県・嬬恋村鹿沢温泉)は7月30日(火)から、地元の農家が朝採れの高原野菜を直接販売する「白樺マルシェ」を同館エントランスにオープンする。
群馬県の夏秋キャベツの出荷量は1969年から54年連続で日本一を記録中で、その中核をなすのが嬬恋村。同村では、7~10月の間に約1億5000万個のキャベツが生産される。キャベツを横に並べると地球1周するほどの量という。
嬬恋村は①夏場の平均気温が20度前後と涼しい②年間の雨量が多い③昼夜の気温差が大きい④「黒ボク土」と呼ばれる火山灰を含む排水の良い栄養豊かな土が多い――など、栽培において良好な条件が揃っており、明治末期に試験的にキャベツ栽培がスタートした。
その後、昭和初期に定着し、1960年代から農地造成が進み、収穫量が一気に増加したことで「嬬恋ブランド」が確立した。
標高800~1400㍍で栽培される「嬬恋高原キャベツ」は、柔らかくて甘みが強いのが特徴。収穫は気温の低い深夜から早朝にかけて行われる。 キャベツはデリケートなため、機械での収穫ができず、1個ずつ丁寧に包丁で切り取って収穫される。
嬬恋村の広大な畑で生産されているキャベツの種類は約40種類。「初恋」「春風」「青琳」、そして圧倒的な柔らかさを誇る幻のキャベツ「419」などがある。
休暇村嬬恋鹿沢の「白樺マルシェ」は、9月29日(日)まで毎朝8-10時まで開催する。野菜を販売するのは地元のベテラン農家さん。キャベツをはじめ、トウモロコシ、ブルーベリー、トマト、鎌原きゅうりなど10種類以上の新鮮野菜が並ぶ。休暇村嬬恋鹿沢では、「珍しい野菜や美味しい調理方法を、農家さんに直接聞けるのも旅の醍醐味です」とコメントしている。