旅館・ホテルの8割超に 2024年度に設備投資を予定(帝国データバンク調べ)
2024年7月23日(火) 配信
帝国データバンクはこのほど、設備投資に関する企業の意識調査を実施した。これによると、2024年度に設備投資の予定(計画)が「ある」(実施を検討中・予定している・すでに実施した――の合計)企業の割合を業種別にみると、「旅館・ホテル」がトップで82・4%と、全業種平均を23・7㌽上回った。
唯一8割を超えた要因として、「インバウンド需要を中心維好調な業界環境を反映した結果」(帝国データバンク)と分析している。
2位は「輸送用機械・器具製造」(76・9%)、3位は「化学品製造」(76・2%)、4位は「飲食料品・飼料製造」(73・4%)、5位は「運輸・倉庫」(71・5%)――の順。
旅館・ホテル経営者からは、「コロナ禍も終わったため、以前から計画していた高付加価値化の投資を実施予定。政府からの補助金も活用する」(愛媛県)や、「ホテルは設備にかかる費用が大きく、好調期でないと投資が難しい」(東京都)など、さまざまな声があったという。
「旅館・ホテル」の設備投資予定額は平均で1億9454万円と約2億円にのぼる。全体平均の1億2705万円を6700万円余り上回った。